不整脈・心房細動コラム

カテーテルアブレーション後の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

カテーテルアブレーション後の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

 

カテーテルアブレーションを行い、手術で免疫力が落ちて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかるのではないかという不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。それに関する論文がアメリカから発表されましたのでご紹介いたします。

アメリカでコロナが流行している2020年3月から5月までの間にカテーテルアブレーションを受けた124人を調査したところ、術後2週間で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染したもしくは感染が疑われた人はいませんでした。

幕張不整脈クリニックにおいても、2020年5月から2021年4月までに512人にカテーテルアブレーションを行いましたが、術後1カ月以内に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症した方はいませんでした。

(Workman V et al. Heart Rhythm 2020 Oct;1(4):239-242.)

 

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ページ著者・監修者 院長 濵 義之

濵 義之

主な経歴

2003年山梨医科大学卒業。循環器科の中でも不整脈を専門とし、心房細動に対するアブレーション手術を得意とする。君津中央病院循環器内科の医長・部長などを経て2020年に幕張不整脈クリニック(千葉市花見川区)を開院。5000件程度のアブレーションに携わり、年間500件以上のアブレーション手術を行う。

資格

  • 日本不整脈心電学会 不整脈専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本内科学会 認定内科医