不整脈とは、心臓の拍動(ドックン、ドックンとする音と言うと馴染みがあるでしょうか。)が不規則になることです。
不整脈は、この不規則なリズムの速さ、持続時間によって分類されます。
ここでは、代表的な不整脈である心房細動とその他の不整脈に分けてお話しさせていただきます。
不整脈とは、心臓の拍動(ドックン、ドックンとする音と言うと馴染みがあるでしょうか。)が不規則になることです。
不整脈は、この不規則なリズムの速さ、持続時間によって分類されます。
ここでは、代表的な不整脈である心房細動とその他の不整脈に分けてお話しさせていただきます。
ドキッとする、脈がとぶという症状で圧倒的に多いのが上室性期外収縮、心室性期外収縮です。心配いらないことが多いですが、中には治療の適応とる方もいます。このような症状で心房細動の方もいます。稀ですが、2度~3度房室ブロックの方もいます。
突然脈が速くなり、ピタッととまるという症状で一番多いのは上室性頻拍です。神経質な女性では、上室性頻拍のなかでも房室結節回帰性頻拍の方が多いです。まれに心室頻拍でこのような症状を訴えられる方もいます。
突然脈が速くなり、脈がバラバラになる症状で一番多いのは心房細動です。上室性期外収縮が頻発することでこのような症状を訴えられる方もいます。
このような症状ではほとんどが持続性心房細動です。脳梗塞の危険性があるためまずは抗凝固薬の内服を開始したほうがいいです。
このような状況では、上記の3疾患の頻度が多いです。
意識を失いそうになる不整脈では、脈が遅くなる不整脈、脈が速くなる不整脈どちらも考えられます。発作性心房細動停止後の洞不全症候群(徐脈頻脈症候群)の頻度が高いです。房室ブロックや徐脈性心房細動のこともあります。脈拍200前後の上室性頻拍、心室頻拍でもこのような症状になります。
心臓は1分間に60~100回くらいの割合で、規則正しいリズムを刻んでおり、これを洞調律といいます。これが余計な刺激などで乱れた状態を不整脈といい、そのなかでも一番多いのが「心房細動」です。原因の多くは加齢で、70歳以上の5~10%の方が心房細動だといわれています。心房が1分間に300~600回もふるえるため、結果として脈がてんでバラバラになり、不自然に脈が速くなることが多いです。動悸、息切れ、失神、胸の違和感といった症状がきっかけで診断されることもありますが、約70%の方は無症状で、健康診断などで発見されます。
突然、1分間に100-200回以上もの頻拍が起こります。突然始まり、突然停止することが多いです。動悸、めまい、ふらつきなどの症状が出る方多く、なかには失神してしまう方もいます。頻拍が長く続くと心不全を起こすこともあります。多くは治療の対象となりますが、自覚症状が乏しい場合、薬で経過をみることもあります。お薬の治療とアブレーションによる治療がありますが、アブレーションによる治療で95%以上治ります。頻拍の回路によって分類されております。