不整脈・心房細動コラム

心房細動とは

 心臓は1分間に60~100回くらいの割合で、規則正しいリズムを刻んでおり、これを洞調律といいます。これが余計な刺激などで乱れた状態を不整脈といい、そのなかでも一番多いのが「心房細動」です。原因の多くは加齢で、70歳以上の約5%の方が心房細動だといわれています。心房が1分間に300~600回もふるえるため、結果として脈がてんでバラバラになり、不自然に脈が速くなることが多いです。動悸、息切れ、失神、胸の違和感といった症状で診断されることもありますが、約70%の方は無症状で、健康診断などで発見されます。

ページ著者・監修者 院長 濵 義之

濵 義之

主な経歴

2003年山梨医科大学卒業。循環器科の中でも不整脈を専門とし、心房細動に対するアブレーション手術を得意とする。君津中央病院循環器内科の医長・部長などを経て2020年に幕張不整脈クリニック(千葉市花見川区)を開院。5000件程度のアブレーションに携わり、年間500件以上のアブレーション手術を行う。

資格

  • 日本不整脈心電学会 不整脈専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本内科学会 認定内科医