不整脈・心房細動コラム

フジテレビ めざまし8 取材協力 心房細動解説動画

心房細動 アブレーション 2回目 49歳男性

他院にて持続性心房細動に対するアブレーションを行い、5年たち持続性心房細動で再発してしまったため当院にて2回目のカテーテルアブレーションを行いました。

1回目カテーテルアブレーション

他院にて肺静脈隔離、上大静脈隔離を行いましたが、再発してしまいました。

2回目カテーテルアブレーション

肺静脈隔離はできており、持続性心房細動で再発しておりました。上大静脈は再伝導しておりました。左心房の下壁に自律神経節があり、同部位に対する通電が心房細動を抑制するという報告もあります。左心房下壁をだいぶ含むような大きめの左心房後壁隔離を作りました。上大静脈隔離も追加し、心房細動を誘発してもすぐに自然停止し、イソプロテレノール負荷(不整脈を誘発する薬)を行っても心房細動を起こすような上室性期外収縮はでなかったため手術を終了しております。

術後1年たちますが、再発なく経過しており、抗不整脈薬、抗凝固薬も中止しております。

なぜ幕張不整脈クリニックでは1回目の治療から左心房後壁隔離まで行うのか?

私たちはイソプロテレノール負荷(不整脈を誘発する薬)ですべての心房細動の原因となる上室性期外収縮を出現させ、通電により完全に消失させることは難しいと考えております。

この患者さんのように肺静脈隔離ができていても心房細動が再発してしまう患者さんは一定数おり、どの患者さんが肺静脈隔離のみでは治らないのか術前に予測することは難しいです。

できるだけ1回の治療で治したいため、当院では、1回目の治療から肺静脈隔離+左心房後壁隔離+上大静脈隔離を行っております。

他院で1回目のカテーテルアブレーションを行い、2回目のカテーテルアブレーションを幕張不整脈クリニックで行った患者さんの1年後の成功率は86.6%です

他院でカテーテルアブレーションを行い再発してしまい、2回目のカテーテルアブレーションを幕張不整脈クリニックで行い、1年後のフォローが済んでいる患者さんは157名いらっしゃいます。

1年後に再発が認められたのは21名(13.4%)でした。すべての心房細動を治すことはできないため、治らないと判断した場合、カテーテルアブレーションをお断りすることもあります。

 

唯一無二の心房細動診療

 

ページ監修者 長堀 亘

ページ監修者 長堀 亘

主な経歴

2001年京都大学医学部卒業 循環器科の中でも不整脈を専門とし、心房細動に対するアブレーション手術を得意とする。3000件以上のアブレーションに携わり、直近10年間の重大合併症発生率は0.1%以下。

資格・所属

  • 日本不整脈心電学会 不整脈専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本内科学会 総合内科専門医