51歳男性 40歳のころに健康診断で心房細動を指摘され、2年間通院したようですが、カテーテルアブレーションはすすめられず、症状もないため通院を自己中断してしまいました。息切れを主訴に他院を受診しました。心房細動は持続しており、心機能が正常の1/2程度(EF31%)にまで低下しており、心不全の状態でした。左心耳といわれる左心房の血栓のできやすい場所に血栓もできておりました。腎機能も悪かったです。息切れの症状が強く、カテーテルアブレーション目的で当院を受診されました。
まず、抗凝固薬を変更し、左心耳血栓を溶かしました。血栓がとけたことを確認後、カテーテルアブレーションを行いました。
術後、心機能は正常(EF77%)にまで改善し、息切れの症状もなくなりました。
術後1年以上経ちますが、再発なく経過しており、抗凝固薬、抗不整脈薬も中止しております。
年数が経っていても若くて、左心房拡大が軽度であれば治る可能性があります。
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