近年、心房細動の抑制にヨガが効果的だという報告がでてきております。発作性心房細動患者49人をヨガ前後でQOLスコア、心房細動の発作回数を比較したところ3か月間、週2回、1回1時間のヨガを行ったことでQOLスコアが上昇し、症候性心房細動および無症候性心房細動の回数が減少したのです。また、発作性心房細動患者80人を標準療法群40人、ヨガ群40人にわけQOL、血圧、脈拍数を検討したところヨガ群でQOLスコアが上昇し、脈拍数、収縮期血圧、拡張期血圧が低下したという報告もあります。
ヨガを行うことで、抑うつ、不安が解消され発作性心房細動の頻度が減り、血圧、脈拍数が低下し、QOLが改善するようです。
(Eur J Cardiovasc Nurs. 2017 ;1:57-63.)
(J Am Coll Cardiol. 2013;61:1177-82.)
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