不整脈・心房細動コラム

パルスフィールドアブレーションのメリットとデメリット

カテーテルアブレーションの合併症 カテーテルアブレーションには心タンポナーデ、脳梗塞など様々な合併症があります。日本人の心房細動カテーテルアブレーションを受けた132599人の解析では、総合併症3.4%(心タンポナーデ1.2%、脳卒中・一過性脳虚血発作1.0%、死亡0.04%など) 、29人に1人の割合で何らかの合併症が起こると報告されております。(原文) パルスフィールドアブレーションのメリット...

心房細動 アブレーション 再発率 2020-2023年実績

当院の心房細動カテーテルアブレーション1年後の再発率 開院した2020年5月から2024年9月までに当院では、2541件(2023年620件 主に心房細動)のカテーテルアブレーションを術者一人で行いました。そのうち2020年5月から2023年7月までに全身麻酔下に心房細動カテーテルアブレーション(基本は肺静脈隔離、左心房後壁隔離、上大静脈隔離)を受けられた方の再発率を病態ごとにお示しいたします。当...

カテーテルアブレーション 合併症 2020-2024年実績

1000件連続重大合併症ゼロ カテーテルアブレーション合併症実績 当院では、2020年5月から2024年9月までに2541件(2023年620件 主に心房細動)のカテーテルアブレーションを術者1人で行いました。そのうち、直近行った1000件および開院以来の合併症発生率を下記に示します。カテーテルアブレーション重大合併症である心タンポナーデ、脳梗塞、死亡が1000件連続ゼロになりました。開業前、年間...

術後の確認 1週間の心電図検査 心電図ホームモニタリング

 術後2ヵ月はやけどによる炎症で心房細動がでやすい状態ですが、その多くは時間の経過とともにでなくなります。心房細動がでやすいこの期間は抗不整脈薬(心房細動を抑える薬)を内服します。術後2か月の時点で心房細動だった場合、薬で寝ていただき電気ショックをかけ洞調律(規則正しい脈)に戻します。術後3ヵ月をすぎても心房細動がでる場合に再発と考え、2回目の治療を検討します。しかし、もともと無症状の方が多いため...

カテーテルアブレーション手術に伴う痛みに関して

 痛みを伴う治療のため、幕張不整脈クリニックでは全身麻酔で行っております。全身麻酔で行うことで呼吸が安定し、アブレーションの成功率も上がります。術後、安静が必要なため腰痛が起こることがあります。穿刺部を専用の器具を用いて静脈を縫合するため安静時間も短くてすみます。4時間後、止血されていれば歩くこともできます。さらに、定期的に点滴の痛み止めを使うことで痛みを和らげます。できるだけつらくないように安静...
1 2