不整脈・心房細動コラム

心房細動 アブレーション 再発率 2020-2022年実績

当院の心房細動カテーテルアブレーション1年後の再発率 開院した2020年5月から2023年12月までに当院では、2090件(2023年620件 主に心房細動)のカテーテルアブレーションを術者一人で行いました。そのうち2020年5月から2022年7月までに全身麻酔下に心房細動カテーテルアブレーション(基本は肺静脈隔離、左心房後壁隔離、上大静脈隔離)を受けられた方の再発率を病態ごとにお示しいたします。...

カテーテルアブレーション 合併症 2022-2023年実績

当院の心房細動カテーテルアブレーション合併症発生率 2022年-2023年実績 当院では、2022年2月から2023年12月までに1035件の心房細動カテーテルアブレーションを術者1人で行いました。 合併症発生率は、術者の経験値の積み重ね、医療機器の進歩により以前よりだいぶ少なくなってきております。 合併症発生率は以下の通りです。   術直後は、カテーテルアブレーションの炎症により、一...

術後の確認 1週間の心電図検査 心電図ホームモニタリング

 術後2ヵ月はやけどによる炎症で心房細動がでやすい状態ですが、その多くは時間の経過とともにでなくなります。心房細動がでやすいこの期間は抗不整脈薬(心房細動を抑える薬)を内服します。術後2か月の時点で心房細動だった場合、薬で寝ていただき電気ショックをかけ洞調律(規則正しい脈)に戻します。術後3ヵ月をすぎても心房細動がでる場合に再発と考え、2回目の治療を検討します。しかし、もともと無症状の方が多いため...

カテーテルアブレーション手術に伴う痛みに関して

 痛みを伴う治療のため、幕張不整脈クリニックでは全身麻酔で行っております。全身麻酔で行うことで呼吸が安定し、アブレーションの成功率も上がります。術後、安静が必要なため腰痛が起こることがあります。穿刺部を専用の器具を用いて静脈を縫合するため安静時間も短くてすみます。4時間後、止血されていれば歩くこともできます。さらに、定期的に点滴の痛み止めを使うことで痛みを和らげます。できるだけつらくないように安静...

手術時間、入院期間および術後の安静

幕張不整脈クリニックでは、発作性心房細動、持続性心房細動で肺静脈隔離、左心房後壁隔離、上大静脈隔離を行った場合、約60分です。左心房が拡大している方、追加治療が必要な方は約90分になります。全身麻酔なので、寝て起きたら手術は終わっております。入院期間は3泊4日程度です。術直後はやけどによる炎症のため心房細動がでやすい状態となります。術後2週間は運動など体に負担のかかることは避けてください。退院後よ...
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