不整脈・心房細動コラム

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と不整脈(心房細動 心房粗動)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と不整脈(心房細動 心房粗動)

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と不整脈(心房細動 心房粗動)に関する論文が発表されたので紹介いたします。1053人のCOVID-19入院患者で入院中に不整脈(心房細動 心房粗動)が認められたのは15.8%でした。そのうち心房細動が14.6%、心房粗動が3.8%でした。不整脈がでやすい患者として、高齢、男性、心房細動の既往、慢性腎臓病、来院時の低酸素血症があげられました。入院中に不整脈(心房細動 心房粗動)が認められた患者は、不整脈(心房細動 心房粗動)が認められない患者に比べ、死亡率が高かったです。

 

(Peltzer B et al. J Cardiovasc Electrophysiol. 2020 Dec;31(12):3077-3085)

 

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ページ著者・監修者 院長 濵 義之

濵 義之

主な経歴

2003年山梨医科大学卒業。循環器科の中でも不整脈を専門とし、心房細動に対するアブレーション手術を得意とする。君津中央病院循環器内科の医長・部長などを経て2020年に幕張不整脈クリニック(千葉市花見川区)を開院。5000件程度のアブレーションに携わり、年間500件以上のアブレーション手術を行う。

資格

  • 日本不整脈心電学会 不整脈専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本内科学会 認定内科医