不整脈・心房細動コラム

カテーテルアブレーション後の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

カテーテルアブレーション後の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)   カテーテルアブレーションを行い、手術で免疫力が落ちて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかるのではないかという不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。それに関する論文がアメリカから発表されましたのでご紹介いたします。 アメリカでコロナが流行している2020年3月から5月までの間にカテーテルアブレー...

患者さんへのお願い

  当クリニックは、不整脈専門クリニックのため、心臓に疾患を抱えた患者さんが多くいらっしゃいます。 現在、新型コロナウイルス感染予防のため、あらゆる場所で予防策が取られていますが、当クリニックでも、心臓に疾患を抱えた患者さんが感染の不安をお感じになることなく、当クリニックで安心して診察と治療を受けていただくために、感染症予防のための受診体制を取らせていただいております。 ご来院時に、体温...

心房細動の治療法 ヨガ

 近年、心房細動の抑制にヨガが効果的だという報告がでてきております。発作性心房細動患者49人をヨガ前後でQOLスコア、心房細動の発作回数を比較したところ3か月間、週2回、1回1時間のヨガを行ったことでQOLスコアが上昇し、症候性心房細動および無症候性心房細動の回数が減少したのです。また、発作性心房細動患者80人を標準療法群40人、ヨガ群40人にわけQOL、血圧、脈拍数を検討したところヨガ群でQOL...

術後の確認 1週間の心電図検査 心電図ホームモニタリング

 術後2ヵ月はやけどによる炎症で心房細動がでやすい状態ですが、その多くは時間の経過とともにでなくなります。心房細動がでやすいこの期間は抗不整脈薬(心房細動を抑える薬)を内服します。術後2か月の時点で心房細動だった場合、薬で寝ていただき電気ショックをかけ洞調律(規則正しい脈)に戻します。術後3ヵ月をすぎても心房細動がでる場合に再発と考え、2回目の治療を検討します。しかし、もともと無症状の方が多いため...

カテーテルアブレーション手術に伴う痛みに関して

 痛みを伴う治療のため、幕張不整脈クリニックでは全身麻酔で行っております。全身麻酔で行うことで呼吸が安定し、アブレーションの成功率も上がります。術後、安静が必要なため腰痛が起こることがあります。穿刺部を専用の器具を用いて静脈を縫合するため安静時間も短くてすみます。4時間後、止血されていれば歩くこともできます。さらに、定期的に点滴の痛み止めを使うことで痛みを和らげます。できるだけつらくないように安静...
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